オブジェクト設定の定数(Double型)
オブジェクト設定の定数(Double型)は、オブジェクト設定関数の引数として使用します。
主に、ObjectSetDouble関数と ObjectGetDouble関数です。
以下、関数の簡単な説明です。
- ObjectSetDouble関数:オブジェクトの状態を設定する
- ObjectGetDouble関数:オブジェクトの状態を取得する
ここで注意して欲しいのは、定数の数値が直接設定されるのではなく、定数の項目に値を設定するということです。
そのため定数の他に、別の値を設定する必要があります。
定数によって、入出力可能な型が決まっているので、それも確認しましょう。
オブジェクト設定の定数には、Double型の他にもInteger型、String型の3種類があります。
ここでは、Double型の情報を記載しております。
オブジェクト設定の定数:Double型(ENUM_OBJECT_PROPERTY_DOUBLE)
定数 | 入出力の型 | 設定する項目 |
OBJPROP_PRICE | double | オブジェクトの位置(価格) |
OBJPROP_LEVELVALUE | double | レベルラインの設定 |
OBJPROP_SCALE | double | オブジェクトのスケール |
OBJPROP_ANGLE | double | オブジェクトの角度 |
OBJPROP_DEVIATION | double | 標準偏差値 |
オブジェクト設定の定数(Double型)の使い方
主に、ObjectSetDouble関数と ObjectGetDouble関数で使用されます。
ObjectSetDouble関数を実行する場合は、定数の他にDouble型の値を入力します。
ObjectGetDouble関数を実行する場合は、定数だけで問題ありません。
例えば、以下のように使用します。
//ObjectSetDouble関数
//オブジェクトの位置(価格)を110.000に設定
bool objectSetDouble = ObjectSetDouble( ChartID(), "自動売買を作ろう!", OBJPROP_PRICE, 110.000 );
//ObjectGetDouble関数
//オブジェクトの位置(価格)を取得
double objectGetDouble = ObjectGetDouble( ChartID(), "自動売買を作ろう!", OBJPROP_PRICE );
返り値はObjectSetDouble関数はbool型で、ObjectGetDouble関数はDouble型です。
実際にプログラミングするときは、上記の表にしたがって、正しい変数の型を入力・出力してください。
【補足】オブジェクト設定の定数の列挙型(ENUM_OBJECT_PROPERTY_DOUBLE)
オブジェクト設定の定数(Double型)は、ENUM_OBJECT_PROPERTY_DOUBLEという列挙型に含まれています。
列挙型は、定数群をひとまとめにしたものです。
以下のように使います。
ENUM_OBJECT_PROPERTY_DOUBLE objectPropertyDouble = OBJPROP_PRICE;
上記のようにプログラムすると、objectPropertyDouble変数に OBJPROP_PRICEの数値が代入されます。