【MQL4定数】オブジェクト設定の定数:String型(ENUM_OBJECT_PROPERTY_STRING​)

【辞書】MQLリファレンス

オブジェクト設定の定数(String型)

オブジェクト設定の定数(String型)は、オブジェクト設定関数の引数として使用します。

主に、ObjectSetString関数と ObjectGetString関数です。

以下、関数の簡単な説明です。

  • ObjectSetString関数:オブジェクトの状態を設定する
  • ObjectGetString関数:オブジェクトの状態を取得する

 

ここで注意して欲しいのは、定数の数値が直接設定されるのではなく、定数の項目に値を設定するということです。

そのため定数の他に、別の値を設定する必要があります。

定数によって、入出力可能な型が決まっているので、それも確認しましょう。

 

オブジェクト設定の定数には、String型の他にもInteger型Double型の3種類があります。

ここでは、String型の情報を記載しております。

 

オブジェクト設定の定数:String型(ENUM_OBJECT_PROPERTY_STRING​)

定数入出力の型設定する項目
OBJPROP_NAMEstringオブジェクトの名前
OBJPROP_TEXTstringオブジェクトの説明
OBJPROP_TOOLTIPstringオブジェクトにマウスを合わせると表示されるパネルの説明
“\n”を設定すると非表示
OBJPROP_LEVELTEXTstringレベルラインに表示するテキスト
OBJPROP_FONTstringフォント
OBJPROP_BMPFILEstringビットマップファイル名

 

オブジェクト設定の定数(String型)の使い方

主に、ObjectSetString関数と ObjectGetString関数で使用されます。

ObjectSetString関数を実行する場合は、定数の他にstring型の値を入力します。

ObjectGetString関数を実行する場合は、定数だけで問題ありません。

例えば、以下のように使用します。

//ObjectSetDouble関数
//オブジェクトの説明を"MQLプログラミング学習サイトです。"に設定
   bool objectSetString = ObjectSetString(ChartID(), "自動売買を作ろう!", OBJPROP_TEXT, "MQLプログラミング学習サイトです。");

//ObjectGetDouble関数
//オブジェクトの説明を取得
   string objectGetString = ObjectGetString(ChartID(), "自動売買を作ろう!", OBJPROP_TEXT);

 

返り値はObjectSetString関数はbool型で、ObjectGetString関数はstring型です。

実際にプログラミングするときは、上記の表にしたがって、正しい変数の型を入力・出力してください。

 

【補足】オブジェクト設定の定数の列挙型(ENUM_OBJECT_PROPERTY_STRING)

オブジェクト設定の定数(String型)は、ENUM_OBJECT_PROPERTY_STRING​という列挙型に含まれています。

列挙型は、定数群をひとまとめにしたものです。

以下のように使います。

ENUM_OBJECT_PROPERTY_STRING objectPropertyString = OBJPROP_TEXT;

上記のようにプログラムすると、objectPropertyString変数に OBJPROP_TEXTの数値が代入されます。