【MQL4定数】アンカーポイントの定数(ENUM_ANCHOR_POINT)

【辞書】MQLリファレンス

アンカーポイントの定数

アンカーポイントの定数は、オブジェクトやチャートのアンカーポイントを設定するときに使われます。

アンカーポイントとは、オブジェクトを表示するときに基準となる座標のことです。

主に、ObjectSetInteger関数で使われます。

簡単に関数の説明です。

  • ObjectSetInteger関数:オブジェクトの状態を設定する

 

それぞれ、OBJPROP_ANCHORと、OBJPROP_CORNERの設定値として、アンカーポイントの定数が使われます。

 

アンカーポイントの定数(ENUM_ANCHOR_POINT)

定数説明
ANCHOR_LEFT_UPPER左上を基準
ANCHOR_LEFT中央左を基準
ANCHOR_LEFT_LOWER左下を基準
ANCHOR_LOWER中央下を基準
ANCHOR_RIGHT_LOWER右下を基準
ANCHOR_RIGHT中央右を基準
ANCHOR_RIGHT_UPPER右上を基準
ANCHOR_UPPER中央上を基準
ANCHOR_CENTER中央を基準

 

アンカーポイントの定数の使い方

主に、ObjectSetInteger関数で使用されます。

それぞれ、OBJPROP_ANCHORと、OBJPROP_CORNERの設定値として、アンカーポイントの定数が使われます。

上記の定数を入力しましょう。

すると、その定数に対応したアンカーポイントが設定されます。

例えば、以下のように使用します。

  //ObjectSetInteger関数
  //オブジェクトの左上を基準にする
   bool objectSetInteger1 = ObjectSetInteger(ChartID(), "自動売買を作ろう!", OBJPROP_ANCHOR, ANCHOR_LEFT_UPPER);
   
  //チャートの左上を基準にする
  bool objectSetInteger2 = ObjectSetInteger(ChartID(), "自動売買を作ろう!", OBJPROP_CORNER, ANCHOR_LEFT_UPPER);

 

返り値はbool型です。

成功すればture、失敗すればfalseが返ってきます。

 

【補足】アンカーポイントの定数 の列挙型(ENUM_ANCHOR_POINT)

アンカーポイントの定数は、ENUM_ANCHOR_POINT​という列挙型に含まれています。

列挙型は、定数群をひとまとめにしたものです。

以下のように使います。

ENUM_ANCHOR_POINT anchorPoint = ANCHOR_LEFT_UPPER;

上記のようにプログラムすると、anchorPoint変数に ANCHOR_LEFT_UPPERの数値が代入されます。