チャートイベント定数
チャートイベント定数は、チャートイベントの情報を取得したいときに使用します。
チャートイベントは、左クリックなど12種類の定数が用意されています。
それぞれどんな定数なのか、確認しましょう。
チャートイベント定数(ENUM_CHART_EVENT)
定数 | 説明 |
CHARTEVENT_KEYDOWN | キー押下した |
CHARTEVENT_MOUSE_MOVE | マウス移動またはクリックした CHART_EVENT_MOUSE_MOVEを trueに設定した時に有効 |
CHARTEVENT_OBJECT_CREATE | チャート上にオブジェクトを作成した CHART_EVENT_OBJECT_CREATEを trueに設定した時に有効 |
CHARTEVENT_OBJECT_CHANGE | チャート上のオブジェクトのプロパティを変更した |
CHARTEVENT_OBJECT_DELETE | チャート上のオブジェクトを削除した CHART_EVENT_OBJECT_DELETEを trueに設定した時に有効 |
CHARTEVENT_CLICK | チャート上をクリックした |
CHARTEVENT_OBJECT_CLICK | チャート上のオブジェクトをクリックした |
CHARTEVENT_OBJECT_DRAG | チャート上のオブジェクトを移動した |
CHARTEVENT_OBJECT_ENDEDIT | チャート上のLabelEditオブジェクトに入力した |
CHARTEVENT_CHART_CHANGE | チャートサイズやチャートプロパティを変更した |
CHARTEVENT_CUSTOM | 設定したカスタムイベントの最初のイベントを実行した |
CHARTEVENT_CUSTOM_LAST | 設定したカスタムイベントの最後のイベントを実行した |
チャートイベント定数の使い方
以下のように、初期関数である OnChartEvent関数で使用されます。
少しイメージしにくいですが、OnChartEventの引数として使うのではなく、OnChartEventの関数内で使用します。
例えば、以下のように使用します。
void OnChartEvent(
const int id, // イベントID
const long& lparam, // long型イベント
const double& dparam, // double型イベント
const string& sparam) // string型イベント
{
if ( id == CHARTEVENT_OBJECT_CLICK) // オブジェクトをクリックした
{
Print( "オブジェクトをクリック");
}
}
OnChartEventの引数である idに、自動的に数値が入力されます。
idに入力された数値によって、どんなイベントが起こったのかを判別することができます。
idとチャートイベント定数を比較することによって、判別するという流れです。
【補足】チャートイベント定数の列挙型(ENUM_CHART_EVENT)
チャートイベント定数は、ENUM_CHART_EVENTという列挙型に含まれています。
列挙型は、定数群をひとまとめにしたものです。
以下のように使います。
ENUM_CHART_EVENT chartEvent = CHARTEVENT_KEYDOWN;
上記のようにプログラムすると、chartEvent変数に CHARTEVENT_KEYDOWNの数値が代入されます。