時系列設定の定数(ENUM_SERIESMODE)
時系列設定の定数は、iHighest関数とiLowest関数の引数として使用します。
iHighest関数とiLowest関数は、計算をするときに、バーのどの値を計算に使うかを設定できます。
その設定をするために、時系列設定の定数を使うと良いでしょう。
例えば、始値で計算をするとか、終値で計算をするとかを設定できます。
それぞれ、type引数の入力値として、時系列設定の定数を使うことができます。
時系列設定の定数(ENUM_SERIESMODE)
定数 | 説明 |
MODE_OPEN | 始値で計算する |
MODE_LOW | 底値で計算する |
MODE_HIGH | 高値で計算する |
MODE_CLOSE | 終値で計算する |
MODE_VOLUME | 出来高で計算する |
MODE_TIME | 時間で計算する |
時系列設定の定数(ENUM_SERIESMODE)の使い方
主に、iHighest関数とiLowest関数で使用されます。
それぞれ、type引数の入力値として、時系列設定の定数を使うことができます。
上記の定数を入力しましょう。
すると、その定数に対応した価格が設定されます。
例えば、以下のように使用します。
//iHighest関数
//過去5つ目のバーから、過去25つ目のバーまでの、最大価格を取得する(終値で計算)
double highest = iHighest(Symbol(), PERIOD_CURRENT, MODE_CLOSE, 20, 5);
//iLowest関数
//過去5つ目のバーから、過去25つ目のバーまでの、最低価格を取得する(終値で計算)
double lowest = iLowest(Symbol(), PERIOD_CURRENT, MODE_CLOSE, 20, 5);
【補足】時系列設定の定数の列挙型(ENUM_SERIESMODE)
時系列設定の定数は、ENUM_SERIESMODEという列挙型に含まれています。
列挙型は、定数群をひとまとめにしたものです。
以下のように使います。
ENUM_SERIESMODE seriesMode = MODE_LOW;
上記のようにプログラムすると、seriesMode変数に MODE_LOWの数値が代入されます。