アンカーポイントの定数
アンカーポイントの定数は、オブジェクトやチャートのアンカーポイントを設定するときに使われます。
アンカーポイントとは、オブジェクトを表示するときに基準となる座標のことです。
主に、ObjectSetInteger関数で使われます。
簡単に関数の説明です。
- ObjectSetInteger関数:オブジェクトの状態を設定する
それぞれ、OBJPROP_ANCHORと、OBJPROP_CORNERの設定値として、アンカーポイントの定数が使われます。
アンカーポイントの定数(ENUM_ANCHOR_POINT)
定数 | 説明 |
ANCHOR_LEFT_UPPER | 左上を基準 |
ANCHOR_LEFT | 中央左を基準 |
ANCHOR_LEFT_LOWER | 左下を基準 |
ANCHOR_LOWER | 中央下を基準 |
ANCHOR_RIGHT_LOWER | 右下を基準 |
ANCHOR_RIGHT | 中央右を基準 |
ANCHOR_RIGHT_UPPER | 右上を基準 |
ANCHOR_UPPER | 中央上を基準 |
ANCHOR_CENTER | 中央を基準 |
アンカーポイントの定数の使い方
主に、ObjectSetInteger関数で使用されます。
それぞれ、OBJPROP_ANCHORと、OBJPROP_CORNERの設定値として、アンカーポイントの定数が使われます。
上記の定数を入力しましょう。
すると、その定数に対応したアンカーポイントが設定されます。
例えば、以下のように使用します。
//ObjectSetInteger関数
//オブジェクトの左上を基準にする
bool objectSetInteger1 = ObjectSetInteger(ChartID(), "自動売買を作ろう!", OBJPROP_ANCHOR, ANCHOR_LEFT_UPPER);
//チャートの左上を基準にする
bool objectSetInteger2 = ObjectSetInteger(ChartID(), "自動売買を作ろう!", OBJPROP_CORNER, ANCHOR_LEFT_UPPER);
返り値はbool型です。
成功すればture、失敗すればfalseが返ってきます。
【補足】アンカーポイントの定数 の列挙型(ENUM_ANCHOR_POINT)
アンカーポイントの定数は、ENUM_ANCHOR_POINTという列挙型に含まれています。
列挙型は、定数群をひとまとめにしたものです。
以下のように使います。
ENUM_ANCHOR_POINT anchorPoint = ANCHOR_LEFT_UPPER;
上記のようにプログラムすると、anchorPoint変数に ANCHOR_LEFT_UPPERの数値が代入されます。